新しいことをはじめるに当たって再読する本

わたしにとっては、ワインバーグの「コンサルタントの秘密」だ。
再読という習慣はない読み手なのだが、これだけは別なのが不思議だ。理解と実践に極端な開きがあるような内容だからかもしれない。いや、内容をオウム返しに実践することはすぐに出来るのだけれど、その影響などを考えてしまうと状況の全体を把握してあわせ技で最適解を探すのはハードルが高い。
そういうわけで、また読んでいる。

コンサルタントの秘密―技術アドバイスの人間学

コンサルタントの秘密―技術アドバイスの人間学

原書は85年(日本では90年に翻訳)なので20年以上過ぎているのに、何度読んでも世の中はあまり変わっていないように思う。人間は進歩しない生き物なのかもしれないと思えてくる(進歩しないのは自分なんだろうけど...)。再読のインターバルも長いので、すっかり忘れていることもあれば、血肉になっているものの確認もできる。何度読んでも、内容の古さはまったく感じさせない。
人数の少ない会社に行くと、コンピュータ関係の参考書の本棚がよく見える。比較的新しい本や辞書のように使う本はあっても、こういう本がないのはなんでなんだろうと思う。新しい技術より、普遍的な技術のほうが長く使えて学ぶ価値があるのだけれど。
一生コードを書いていたいといいながら、スーパーハッカーを夢見るだけで、結局他人の作った仕様でコーディングして日々が終わっているような若い人は、こういう世界があるというのを知らないのかもしれない。
いままで、ワインバーグファンであるというのを確認したことがあるのは、身近ではokdtしかいない。ロングセラーで読んでいる人も多いだろうに、なぜ出会わないのかが不思議だ。
今なら、これも必要かもしれないな。
ワインバーグのシステム思考法 ソフトウェア文化を創る〈1〉

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ワインバーグのシステム洞察法 ソフトウェア文化を創る〈2〉

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ワインバーグのシステム行動法 ソフトウェア文化を創る (3)

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