「HDMIやDVIの著作権保護に使われているHDCPは完全に崩壊している」と専門家が指摘

http://gigazine.net/news/20130220-hdcp-is-dead/

このHDCPの暗号化を行っているマスターキーは2010年9月の時点で漏洩していて、開発元であるインテルもそれがマスターキーであったことを認めています。

鍵の生成は完全に線形で、HDCP対応デバイスは公開鍵をいつでもオープンにしているため、攻撃者はデバイス内部の秘密鍵を抽出しようという努力をしなくても、40対の鍵ペア(公開鍵と秘密鍵)を試すことでマスターキー(暗号化キー)が何なのかを知ることが可能です。この手順はデスクトップPCを使えばわずか数秒で可能であり、以後、攻撃者は任意の端末になりすますことが可能になり、「信頼できる機関」の代わりに新たな鍵ペアを生成することが可能になります。DCP LLCでは、漏れたHDCPキーをブラックリスト化することができますが、攻撃者はこのブラックリストを回避することが可能になってしまうのです。