コンピュータアーキテクチャ技術入門 ~高速化の追求×消費電力の壁
わずか70年余りで、150億倍もの演算速度向上を遂げたプロセッサ、
40年余りで記憶容量が800万倍に増加したメインメモリ、
55年余りで記憶密度が3億倍に達したストレージ。
そして、省電力化により、演算/W(1ワットあたりの演算能力)に至っては、
約70年で2兆倍もの差がある......。驚くべき進化を遂げたコンピュータは、
今、どのように成り立っているのでしょうか。本書では、コンピュータアーキテクチャの今に焦点を当て、
手のひらサイズのスマートフォンから、
巨大なスーパーコンピュータやデータセンターまで幅広く取り上げながら、
プロセッサ、メモリ、I/Oを中心に最新のしくみを徹底解説。
合わせて、現在ホットな消費電力や並列処理、GPUの話題も盛り込み、
各種プログラミングテクニックもカバー。
さまざまなスケールで共通する技術とは何か、
異なる/特長的な技術とは何かを押さえつつ、
コンピュータにおける性能向上の鍵を探っていきます。未来に向かう、より効率的なソフトウェア開発のために、
長く役立つ技術知識を満載してお届けします。目次
第1章 コンピュータシステムの基本
第2章 プロセッサ技術
第3章 並列処理
第4章 低消費電力化技術
第5章 GPU技術
第6章 メモリ技術
第7章 ストレージ技術
第8章 周辺技術
第9章 データセンターとスーパーコンピュータ
そのうち暇と銭があったら。