米男性、グーグル・グラスで「ネット依存症」に 端末越しの夢も

http://www.afpbb.com/articles/-/3029009

 報告によると、男性は入所前の2か月間、1日最長18時間グーグル・グラスを着用し、睡眠と入浴の際には外していた。入所後には「起きて端末を着用している時と同じ小さな灰色のウインドウを通した夢を見ていた」という。
 軍務では、車列の車を確認したり記録したりするスピードが速くなるため、同装置の着用が許可されていた。だがグーグル・グラスへの依存度が高まり、端末なしだと「自信が無くなり、薬物乱用患者のように、同装置への顕著な欲求を示すようになった」という。
 入所時の検査で男性は、まるでグーグル・グラスのスイッチを入れインターネットにアクセスしていたのと同じような無意識の動きで、繰り返し右手を上げてこめかみに触れていた。また面接では、短期記憶能力が低く、思考の流れをしばしば失い、めったにアイコンタクトをしなかった。35日間の治療後は、いら立つ頻度が減少し、思考過程や短期記憶に改善が見られたが、グーグル・グラス越しの夢は依然として断続的に経験していた。