のおもしろさ2

ネットサーフって、検索エンジンがまだヨワヨワだった初期のころは、サイト運営者のブックマークページをたどってゆく面白さってのがあった。サイト開設者の趣味が濃く出たリンク集はタイトな関連情報をたどる効率的な手段であったばかりでなく、その人の人と成りを表し、意外なサイトへ導いてくれる道標でもあったように思う。
いまは、キーワードサーチで、目的に近いものしか見に行かなくなっている。偶然は検索エンジンのインデックスの中にしかない。それも、インデックスが膨大になったり、検索エンジン対策が進むにつれて、出て来る情報は一面的になりS/N比が高くなって使い物にならなくなりつつある。
日記やblog、それをwatchしやすくするアンテナやRSS検索によって、違った角度でサイトを放浪する手段が加わったけど、watchするのは似たような感じの方向性を持った人が中心になるので、ぜんぜん違う世界への扉が開かれることはめったにない。
orkutは、その閉塞感に方向性を示してくれたような気がする。orkutじたいのサービスは工夫が足りないところが多いと思うけど、それは時間が解決してくれることなんじゃないのかな。