アマチュア革命

この「アマチュア革命」という現象の意味を突き詰めていくと、「知的で面白いことをできる限り一生やり続けて、しかもちゃんと飯を食っていく」というプロフェッショナル的人生の新しいあり方を、意識的に模索しなければならない時代がやってきた、ということではないかと思う。
まだ僕にも、この難問に対する答えはない。

http://blog.japan.cnet.com/umeda/archives/001671.html
どこまでというレベルにもよるけど、最先端でなければ、そういう生き方は突き詰められたプロじゃなくても出来るというのが自分の経験。
稼ぐことと知的で面白いことをするというのを分離するというのは賛成できない。時間と資源(資金面で)の制約が大きく、大半の分野でたいしたことはできないから。だから、自営を捨ててサラリーマンになったのだし。
困っている人や締切や製品化という時間的な区切りのあるプレッシャーがないとキリがない穴に落ち込みそうなのは自己管理能力の問題かな...

OSS も根底には、プロのコントロールによらないカウンターカルチャー由来のアマチュアリズムがあって、そのあたりが抜きがたくビジネスとマッチしない。
インターネットという場が、ミームの伝達を加速して、この動き全体を活性化しているので、OSS とアマチュアリズムは切れないのではないかとも思う。
携帯電話の音声品質とバブル崩壊が、日本人の品質意識を崩壊させたというのは前から思う事なんだけど、そういう事もこの動きを後押ししているのだと思う。
クリティカルな品質を要求される原子力に関わる問題なんかも、この一現象か。