フラーレンベアリング

http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20050219AT2G1800219022005.html
愛知教育大の研究成果。

黒鉛の薄膜を1ナノ(ナノは10億分の1)メートル間隔で多数重ね、層のすき間にフラーレンを組み込んだ。この材料で縦横約2ミリ、厚さ0.2ミリのフィルムを試作。微小な針で調べたところ、すり合わせた際の摩擦がほぼゼロになることを確かめた。球状のフラーレンがフィルムの表面で転がり、潤滑剤のように働くためと研究チームはみている。

注油のいらない安い小型ファンができるな。あと、HDDの軸受けにもいいかも。ナノって、もっと劇的に世界を変えると思っていたのだけど、実際はじわじわとボディブローのように変えていくのね。