仮想空間計画

仮想空間計画 (創元SF文庫)

仮想空間計画 (創元SF文庫)

ミンスキーにはサインをもらったことあるから懐かしかった。95年の作品。90年代の前半は人工知能VRの研究がさかんだったから、じぶんもその周辺でうろうろしていたのが懐かしいです。そういうネタ満載。物語的には、このネタはヴァーリィから進歩があまりないね。記憶操作と脱出キーの話と、VR体験での時間経過とトラウマの話は新しいかも。
翻訳がいまいちな感じがしたけど、テクニカルな部分はそう長くないので、普通の物語の部分では違和感はなかった。
テクノロジと生活の変化について、しばらく忘れていた視点を追体験した感じです。