情報の経路が変わってきている

今回ネタの流れをトレースしてみて、日本でも、すでに 2ch に中心はなく、Blogのコメントとトラックバックにすっかり移っている様子を実感した。
このような動きを感じ取るには、Googleなどではもう役に立たない。Googleでキーワードフックしていると2,3日遅れてインデックスに追加されているようで、すでに新しいネタを検索する道具としては役に立たなくなってきている。
いまのところ、Blogだとリアルタイムに近い動きが検索ができないので、何が起こっているのかすぐに知ることはなかなか難しい。トラックバックでつながれたBlogアーティクルは、分散していて一覧でその状況を見てとることが難しいし、まだそういうことを簡単にやってくれるツールがないからだ。
未来検索bulkfeedsが情報を探す手助けはしてくれるが、網羅的というのにはまだまだ届かない。ノードアーティクルを検知したり、RSSをベースに状況を一覧化してくれることまでやってくれない。他のBlog検索はほとんど役にたたない。従来の検索サービスの中では、infoseek がかんばっているようだ。Blogの検索結果も目に見えて多く、新鮮な情報も拾っている。しかし、いずれも従来の検索エンジンのやり方をBlogに適用しているだけで、提供内容にもインターフェイスにも大きな進歩は見られない。
検索サービスは、元になる情報のパターンが変わると、それに合わせたスパイダーやエンジン、見せ方のアレンジを行わないとどんどん価値が落ちていく。googleでもblogの検索については対策を取ってくると思われるけど、それがどのような革新的なものになるのか楽しみだ。