世界は変わるのかもしれないけど、Google の思うようになるとは思えない

http://www.shinchosha.co.jp/foresight/web_kikaku/u105.html

玉石混交の厖大な量のコンテンツの中から「石」をふるいよけて「玉」を見出す技術も、今や日進月歩ならぬ分進日歩といったスピード感で進化を続けている。

プロデュースとか編集というのはGoogleに出来る仕事じゃないような気がします。
ロングテールと同じような感じの現象が表現の世界に起きる可能性は否定しないけど、そこにビジョンを見て広げる役割は機械にはまだ出来ないような。今も出来ているように、共感度抽出は出来るかもしれないけど。でも、GoogleのBlogひっかける頻度を見ていると、スピードという点でそれもおぼつかない感じ。もっとも、広げる仕事のほうも以前よりインスタントに近い環境になってはきているので、どんどん加速する状況の中で皆が疲れるのはいつだろうというのが最近の感覚。
アマばっかりでプロのいない代替えのきく人間の社会というのは、日本は以前からそれそのものであるので、世界の最先端を生きているのかも。特にアイデンティティを集団への所属感に求めていた状況が崩れ始めている昨今では、より最先端を行っている感じ。そういう状況だと、インターネットという知識と経験の宝庫をどのように使いこなすかというのが人生をも左右するような状況にはあるのだろうな。
あとは、北米の経済基盤が弱くなった時に、いまの Google は存続できるのかというレベルでの企業生命体としてのしぶとさみたいなのが感じられない。あだ花というか、はかない感じがする。もし、本格的にそういう状況になってきた時に、広告という手段が経済的エンジンになるのかどうかが疑問というのもある。だって、Googleの広告ってほとんどクリックしたことないし...