タイムシフト病

今月に入って、ついにCMがはさまる通常放送を見ているときにイライラするようになった。不要な情報をお仕着せで流されるという状況は耐え難い。せめて、CMもパーソナライズしてくれ(でも個人情報はあげない)。いくつかのパターンでセレクタブルでもいいよ。
わたしですらそうであれば、じきに世の中全部でCMを拒否するようになるには時間がかからないに違いない。3年くらいか。だとすると、デジタル放送にシフトする前におきるね。デジタル化の投資を回収できなくなったTV局はどうやって生きていくのだろうか。
CMというのは世間のトレンドを見る手段として面白いと思っていたこともあったけど、トレンドのないトライブな現代では、それも意味がなくなってきているように思う。
そのせいか、最近のドラマなどでは、一部にスポンサー表示をかぶせるような作りが目立つようになってきた。DVDコンテンツになるときには、このあたりはきれいになくなっているんだろうけど。ドラマの中でも、ブランドを表に出して使うことが増えてきている。そういえば、昨日も「モルツかい」と思ったな。箱はともかく、オーダーのビールをそそぐときに、ブランドが表に見えるように置くというのは自然じゃないし。ただのビールだけど、ドラマの中で使うと、キャラの性格なんかの演出にもかぶってきちゃうので、そのへんが微妙だよな。ドラマづくりも変わってこなくちゃいけないということか。それもなんだかなぁ... 24の中でジャックがカロリーメイトを毎回かじるとかってイヤだよな。