人体の不思議展 in 金沢

21世紀美術館へはじめて行く。
人体の不思議展は、おもったほどではなくいまいちでした。展示物も少ないのは新潟でもやっていて分散しているからでしょうか。4万人も入っているそうですが、半分はお化け屋敷と同じ感じかもしれないです。もうすこし、動く映像や解説で見どころなどをうまく説明しないと、ただのゲテモノ展示で終わってしまうと思います。小物の展示の仕方も照明悪く見にくい。ライトボックスの上に置いてはいけません。胎児の展示は倫理的な問題にならなかったのかというのもちょっと気にかかります。
コレクション展示『アナザー・ストーリー』も見てきましたが、質の面でいまひとつという感じです。アートよりも手遊(すさ)びに近い感じ。わけがわからないけど、心に何かのインパクトがあるというような展示がない。明日から世界の見方がほんの少し変化するというような感じがしない。だめっす。
富山の近代美術館のほうがはるかにいいな。
設備としても使いやすいという感じとは言えず、駐車場の点でどうしてああいう立地にしたのかということも含めてかなりイマイチな感じでした。
「加藤裕三の |【おまけ】|の夢」が狭い展示ながらも、面白かったです。この展示、前回は美術館ができる前に違う場所でやっていたのですが、その時よりも内容が濃いような気がします。無料で見られるので、ぜひどうぞ。