まめの木食堂

飯達の3人が出張やら休みやらで、一人飯であった。
なぜか会社の近所には飲食店が定着しない。弁当持参でない場合は、コンビニ弁当か、ホカ弁配達をオーダーするか、車で出かけるか、それとも近場で我慢するかしかない。近場を選ぶ場合は、昼食難民となる。
最近、近くの店が続々となくなってしまった。うまくはないのだけど御用達だった向かいのスーパー付属の喫茶店が改装に入り、なかなかうまかったイタ飯屋が潰れ、先日までソースカツ丼や昼には多すぎる能登の魚定食でなかなかコストパフォーマンスがよかったよくテナントが入れ替わる店も潰れ、残ったのはやや遠い喫茶店のランチか、ハチバンラーメンか、回転寿司x2か、ランチ設定のないピザ屋しかない。寿司やラーメンは毎日は食べられない。しかたなく、喫茶店に通う日が続いていた。ここのランチメニューは750円でなかなかうまい。和食中心だし、コーヒーも付くし、かなりお買い得なのだけど、混むと座れないのと、出てくるのが遅いのと、ごはんが硬いのがイヤだ。
そんな中、待ちに待ったスーパー付属の喫茶店の改装が昨日終わった。遠目に開店の花輪が見えた。
そこで、今日はオープンした食堂に行ってみることにした。
そこは、東京、大阪、名古屋などに出張に行ったときに見かける、セルフサービスでアラカルト方式の食堂になっていた。
鯖の味噌煮、ほうれんそうのおひたし、筑前煮、ごはん小、味噌汁で714円。食後のコーヒーがないのが寂しい。味はごく普通。
座席数は前の喫茶店より減っている。一人客向けの衝立付き8人がけが2つ、あとは4人がけや2人がけ。キャパは30人程度しかない。
半オープンキッチンで、揚げ物のフライヤーがかなり離れた場所にある以外は使いやすそう。スタッフは8名。3名は常勤であとはアルバイトだ。昼食時間の3時間ほどの間で、おそらく3回転くらいしかしないのに、時給750円のバイトを5人も使うのは経営的に無理があるだろう。おそらく昼食時のみはアルバイトを使って、それ以外はスタッフで乗り切るのだろうか。それとも訓練期間ということで総出になっているのか。まだ2日目で慣れないらしく、キャベツが切れたとかいう声が聞こえてくる。
客層はこれまでとやや違う感じだ。サラリーマンだけでなく、子連れのお母さんやリタイヤ夫婦連れがいる。こういう層が定着すれば、夜もある程度の入りがあるのではないだろうか。
茶店だったときのようにくつろぐには程遠い場所になってしまったけど、できれば潰れないでほしい。