Spike Asset Manager

http://sourceforge.net/projects/spike-asset-mgr
あるケースワークを実現するソフトウエア群をスタックとしてとらえ、そのコンポーネント間の標準化とテストを行っているSpikeSourceのスタック内情報収集ツール。

SAMは何をするツールなのか。実は、いくつかのフラグインをもつ小さなPythonスクリプトであるSAMをダウンロードして実行すると、ユーザのシステムにおけるコンポーネントのインベントリ情報を収集する。どんなコンポーネントがあって、それぞれのバージョンは何かというのをリストアップしてくれるのである。それを見ると、知らないうちに自動的にインストールされたものがあったり、何年も前のものがあったりして、削除やアップデートすべきものがあるかもしれない。我々はこの情報を見ることはできないのだが、ユーザが我々のWebサイトへのアップロードを許可するボタンを押した場合には、これらの情報は我々の元に届く。この結果から、たとえば、コアスタックをインストールしたユーザが他のコンポーネントも独自にインストールしていることが分かったならば、我々のスタックにも追加することを検討すべきかもしれない。このように、我々のスタックをユーザが実際にどのように使っているのか、ユーザの問題解決のためにどのように拡張しているのかというデータをベースにして、進化させていくことができるのである。

SpikeSourceの販売しているスタックは、いまのところLinux/WinでWeb環境をターゲットにしている。また、スタックにはOSは含まれない。
http://www.bcm.co.jp/itxp/2006/05/cat08/29201228.php
http://www.bcm.co.jp/itxp/2006/05/cat08/30135429.php
ディストリビューションのレイヤーのより高い層のものってことかな。