経営者がITを理解できない本当の理由

http://itpro.nikkeibp.co.jp/a/biz/shinzui/shinzui0926/shinzui_03_1.shtml
それを言うなら、経営側がシステムの導入によって、業務のフローを導入したシステムの規定の内容に合わせて変えるくらいの努力が必要ではないだろうか。
カスタムシステムは、ビルを建てるのに全ての素材からカスタム手配するようなものだ。文字通りコンクリートを作るのに指定の成分比率の石灰石の鉱脈を探すくらいの努力が必要となる。それを部材として使えるレベルにするには、さらに加工が必要だ。全工程は文字通り気が遠くなるくらい膨大なものになり、見積もりミスや手戻りが日常化して結果がどんどんずれてくる。
そうではなく、標準の部品や標準の内装で仕事ができるくらいの業務フロールールをシンプルにして例外をなくす事をやらなくてはいけないのではないだろうか。
要件定義なんていってないで、定義が改めて必要のないくらい、定式化された業務運用を行う努力をしておくべきだろう。
ソフト屋のほうも、業務手順の分析と標準モデルの確立、ライブラリの標準化、なんでも屋ではない専門分野を持ち分業化することが求められるだろう。