ハードディスクは高温で利用しても故障は発生しない、Googleが検証結果を発表

先日のリポートのダイジェスト。
http://www.technobahn.com/cgi-bin/news/read2?f=200702201341

報告書では「使用期間が3年未満で良く使われてきたハードディスクの故障率は、同じ使用期間の非定期的に使われてきたハードディスクよりも低い」傾向があると述べている。

つまり、ハードディスクは常時アクセスがあり、回転している方が、こまめにスリープ状態に入るものよりも故障率は低くなるということになる。

このこれまでの考えからかけ離れた統計結果に関して発表を行ったGoogleの技術者は「これは『適者生存』の法則に関係しているのではないかと思う」とした上で「3年近くも常時使われているハードディスクに不具合が生じていれば導入した初期の頃に直ぐに問題が発生して取り除かれていたはず。過酷な環境で3 年近くも生き残ってきたハードディスクはそうした生存競争を生き残ってきたために故障率が低くなっているのではないかと思う」と述べている。

また、同時に報告書ではハードディスクは低い温度下で利用した場合には故障率は高くなる傾向があり、非常に高温は別として高い温度に関しては故障の発生とそれ程、因果関係はないとも述べている。

動いているドライブのほうが故障しないというのは、経験と合致していると思うのですが...
モーターの特性のほかにも、金属の塊だし温度差などの問題もあるのよね。
Googleは、温度は50度以上にならない環境で使用しているので、最近のハードディスク環境ではアテになるデータではないというのを他で読んだ。
結論としては、無茶な環境で使わなければ、初期エイジングを通過したドライブは3年くらいは安定するってことね。
それにしても、6年で10万台ってのが恐ろしい。