東芝、CEATECにてCELLの家電実装でRuby+Cairo+DirectFBのデモ

ちなみに今回のデモは Ruby でどこまで可能なのかを試してみました。
Cell Linux 環境の上に Ruby + Cairo(rcairo) + DirectFB を用意し、
ほとんどの画面描画や操作を Ruby 経由で行いました。
(一部拡張ライブラリ内で閉じている処理もあります。)
その結果、フル HD への家電向け UI の画面を約3人月での開発としては、
まずまずの成果ではないかなと思います。

将来的には高速化の為に Ruby はアプリフレームワークとしての利用にとどめ、
内部の実装は他の言語にするかもしれません。

今回、なぜ Ruby を使ったのかというと、家電のような組込み環境でも Cell のような
高性能なプロセッサを用いた場合、相手が人間のインタラクションであるならば
十分スクリプトを走らせる余裕がありそうだったからです。
(できるならば、家電アプリ開発も楽しくやりたいし、
また、ユーザーアプリケーションも実行させる環境としても
検討したいというのもある。どうせ家電に載せるならという発想。)

それから、Cell 特有の SPE の利用は Ruby からは、UI から起動される
サンプルアプリとして試してみましたが、あまりいい結果は出せませんでした。
Cell でのスクリプト言語利用の一長一短がわかった気がします。

詳しくは CEATEC ブースにて…。

こういう情報が外に出てくるのはすごいな。
見てみたいけど、CEATECは行く予定ないよ。