Julius 4.0

http://julius.sourceforge.jp/

Julius-4.0 は,拡張性や柔軟性の確保を目指した総合的なリリースとなっています.最も大きな変更点は,エンジン本体のライブラリ化および組込み用のAPIやコールバックが用意され,アプリケーションへ容易に組み込めるようになったことです.また,言語関連の拡張やマルチデコーディングの実現などが行われました.主な変更点は以下のとおりです.

◆ 扱いやすくするための改善
○内部処理およびデータ構造のモジュール化
○エンジン本体のライブラリ化・APIおよびコールバックの整備
◆ 言語関連処理の拡張
○Julius / Julian の一本化
○孤立単語認識モードの追加
○4-gram 以上の長さのN-gramへの対応
○ユーザ定義言語制約のサポート
○confusion network 出力
◆ 高度な認識処理
○複数のモデルを用いたマルチデコーディング
言語モデルの動的追加・削除
◆ 耐雑音性の向上(実験中)
○GMM-based VAD
デコーダベースVAD
◆ その他
○ツールの機能追加
○新ツール追加
○メモリ管理改善・バグ修正

使い方は以前までと同様で,認識精度も変化ありません.
実行バイナリを入れ替えればそのまま動作すると思います.

メモ。