虚無回廊3

虚無回廊〈3〉

虚無回廊〈3〉

久しぶりに通読すると、面白いのだけど古さは否めない。
複雑系とか、クオークで満たされた真空とか、ナノマシンあたりが背景に含まれていない。サイバーパンク以前のような構造。
しかし、超ロングスパンな人類史や生命史、宇宙史などを背景にしたSFは最近ないので、近視眼的な現在からは、ずっと引いた視点がなつかしくもあり新鮮でもある。
続きはおそらく出ないまま終わるのだろうけど、もし書くのであれば冒頭から大幅にリライトしてほしいところだ。