毎日記事が出て行くWebサイトという媒体

2社目のWeb掲載記事を書いていて、1つの記事にかけられる編集の時間というのは、どんどん短くなっていくのだなと思う。
たまたま雑誌に書いていたときの担当者さんで書いているので、差が強く感じられるのかもしれない。
もっとも、媒体の性格も会社も違っていて、仕事のやり方が違ってるってこともあるんだろうけど。


長く参照されるスルメのような味わい深い記事がなかなかでないわけだと納得。
その分、ライターにはチャンスがある。
品質がよく、まとまった内容の記事であれば、手間がかからないから、すぐに採用される可能性が高い。
逆に既存のライターには難しい。
単価のせいで量産を強いられ、長く深くは追えないフラストレーションがたまる。
編集とのプロトコルが簡素化され、書く人はいくらでもいるので、コンスタントにアンテナを張って新ネタの記事を書いていないと、自分の守備範囲だけでは食べられなくなる。


編集のほうも困っているのだろうな。
書き手はいくらでもいそうだけど、なかなかテーマにフィットしたライターが確保できない。
プロをピックアップして、育てて書き手にしていくというプロセスが、もはや実現不能な速度。
怒涛のように、処理しなければいけないニュースが来る。
同じような記事がいろんな媒体で出て、オリジナリティがなかなかでない。時間競争だけがある。
出稿〆切の頻度は高い。というか、いつでも出せるので、仕事に区切りがない。
広告効果について、もはや営業だけではうまく説明できないくらテクニカルでまか不思議。


進む時間が早すぎではないのかな。刺激中毒じゃない?
え?
「おめーが遅いだけ」ですか、そーですか... orz
あと、わたしのようなカマって系ライターはWebにはむかなそう。