発表することのダークサイド

テクニカルトークしてみるのはいいけど、ネタがウケないときの虚脱感について書かれていないのが気になる。
やっぱ、向き不向きがあって、誰にでもできることじゃない気が。
そういうの気にせずに前進できる人じゃないと、ほんとつらいと思うよ。
すべってばかりのお笑い、連載打ち切りばかりの漫画家と同じ。
人によっては、二度と立ち上がれないダメージをこうむるかも。


知らない人は怖い人で、そんな人がたくさんいる前に立つのは、ほんとに勇気がいる。
怖いと思うことは、自然な反応だと思う。
わたしは、案外麻痺しちゃっているから気にしないで、最悪カボチャだと思って自分の言いたい事を言ってしまうのだけど(^^;。


発表できるネタないと人生ダメだなとか、発表もできないなんて業界で食べていけない、というようなコンプレックスに思っちゃう人も出るかも。
そう、発表なんかしちゃう人は、しょせん普通の人ではないのです。
普通ってのは、そーいうもんですよ。
わたしはコード書きじゃないから、コード書くってとこにコンプレックスはあるけどね。
だいたい、コード見てると眠くなる。
発表するような人は、コード見ていると目が冴えるんだろうと妄想しちゃってる。


ただ聞くだけの聴衆だっていいんですよ。
参加することにも意義があるんです。
聴衆のいない発表者なんて惨めなもんですから。
持ちつ持たれつなんですから。


地方に住んでて、参加できないって人も多いと思います。
日本人の半分は地方在住なんですから、そんなことは気にしない気にしない。
行けなくてもUstだってあるし、資料も公開されてるし、参加した人の感想だって読めるしね。
いいたいことがあったら、ブログでも書いてしまえばいい。
そのへんに興味のある人なら、きっと検索してたどりついてくれると思う。
めんどくさければ、少しネタ入れてニコ動に上げてしまえばいい。
それなら、顔出さなくてもいいし、編集というテクニックが使える。
突っ込みだって、たくさんもらえるかも。


聴衆にお願いしたいのは、聞いたことについて、ブログ書くとか、メールするとか、質問するとか、そういうこと。
講演者は聞く側が育てるのです。
慣れない人に批判や間違い指摘は酷だけど、慣れた人ならそれだってないよりマシな反応なんです。
もちろん、ダメージは受けるけどね。
Mっ気? そんなものないですよ(^^;。
発表すること自体より、そのアフターのほうが講演者を育てると思うのよね。
発表している時やその前は、それどころじゃない事も多いしね。
第一、発表の前後は冷静ではないから。
まぁ、発表するようなお調子者は、おだてると木に上っちゃうかもしれないので、おだてたほうが10倍楽しめるって程度のことです。


もっとも、調子に乗って、俺も発表しちゃおうかというオッチョコチョイなら、ウケがとれずに落ち込んだとしても、すぐに回復できるだろうけど(^^;。