「なんでわざわざ会って勉強会なんか開くのか、会うことになんで、そこまでこだわるかという人もいるけど」

http://d.hatena.ne.jp/hyoshiok/20081224#p1
瑣末かつ躓きやすい部分の情報は直接コンタクトでしか得られない。
雰囲気情報というのは、脳に対して必要な情報を関連づけるノードの量が違ってくるってことかな。劇場国というのと似ている。その大半はノイズだと思うけど、テクスチャレベルの情報量の部分でモチベーションとかそういうことには関連してきちゃう。
ネットはまだまだ未熟です。


劇場国って、一般的には知られていないのか。
80年代に如月小春の書いたもので知ったのだったかな。
ひらがなでぐぐったら出てこないし。漢字でもここくらい?
http://homepage3.nifty.com/kejokoku/concept.html

『戯場国』の出典は式亭三馬著『戯場訓蒙図彙』です。

劇場を一つの国と見なし、そこで行われる演劇の内容や演技・演出、更には役者や観客の様子をも含む一切をこの「戯場国」に特有の現象、風俗ととらえ、それらと現実日常世界の現象・風俗とを対比し、ことさらに驚いて見せたり、不思議がって見せたりする。そういう戯作者流の一趣向と承知のうえで、劇場と観客と演劇そのもの、その三つを一つに統一する観念上の総体として、「戯場国」と名付ける-宇宙を設定したことの意味は深い。

『大いなる小屋/江戸歌舞伎の祝祭空間』中の服部幸雄氏による「戯場国」の解説より