「猫型プロジェクトは性格が全く異なる。猫型プロジェクトは基本的に自由度が非常に大きいので、計画や予測より発明の要素が強い。白いキャンバスに絵を書くようなものだ。始めた時点では、どこにたどり着くか、プロマネを含めて誰もよく分からないのだ。ここには命令の原則は通用しない。猫は呼んでも来ないし命令も聞かない。自分の気ままな思いつきで行動する。どこに行くか分からない。猫のように気ままなのだ。」

http://brevis.exblog.jp/12888253/

猫型プロジェクトの難しさは、自由度が大きい条件下で、発想をどう育てるかという難しさである。そこに必要な手法は、軍隊式チームワークではなく、思いつきを生み出すためのコミュニティ・マネジメントであるという。そして、そのための手法の一つとして、『ジャーナル』を発行することを進めている。英語のJournalはもともと、語源的には“日々の”というニュアンスがある。毎日起きることを、時系列的に、ないしは日誌的に編集したものがジャーナルの原型である。そして、こういう仕事に従事する人を「ジャーナリスト」とよぶ。

このコンサルタントの処方箋はつまり、プロジェクトの中で毎日起きている出来事やアイデアやインプットなどを、関わるチームの全員にできるだけ毎日、伝えて共有することを勧めているわけだ。まあ最近では、それに向いたTwitterだのSNSだのといった仕組みが発達している。こうした情報共有系を活用して、なるべく皆のベクトルを一つに合わせてシナジーを生み出すことがコツなのだろう。

おー、これこれ。
PMBookとか違和感あるのよね。