「超ガラパゴス研究会 通信業界への5つの提言」

http://111.89.145.248/cgi-bin/bsk/blosxom.cgi/D_it/


http://www.npo-ba.org/public/20090928p.pdf

1. 日本の通信業界は先進的な技術を用いてグローバル展開できるポテンシャルがあることを認識 すべきである
2. 日本の通信端末メーカーはグローバルに通用するマーケティング力とコスト競争力を保有すべ きである
3. 日本の通信端末メーカーはハードとソフト、サービスは切り離せないものであることを理解すべ きである
4. 日本の通信関連企業の経営者は経営陣の多様性を取り入れるべきである
5. 日本の通信キャリアは海外展開をするのかしないのか、各社のスタンス、考え方、長期戦略を
明確にすべきである

3が重要だな。


http://www.npo-ba.org/public/20090928d1.pdf

• エンドユーザーにとって携帯電話とはもはや単なる電話ではなくなっている。電話である とともにメール端末でもありカメラ、財布、GPS、ゲーム端末などとしての要素も併せ持っ ている。またそれらの機能が無線通信を経由して各種のインターネットサービスと連携す ることも考えると、もはやサービスと端末、ハードとソフトを切り離して考えることはできな い存在になっていると言える。
• つまりこれからは単にキャリアに求められた仕様の端末を開発するだけではなく、端末メ ーカー自らが先進的なサービスを提案し、これを実現するしくみを具現化していくことが 必要となる。
• 例えばアップルは後発で携帯電話市場に参入しながらもすでに世界のスマートフォン市 場で約10%のシェアを持つまでに成長を遂げている。(2009年Q1) この理由としては、 iPhoneが単に機能やインターフェースに優れた携帯電話を作ったのではなく、コンテン ツやアプリケーションソフトが流通できる市場としてのプラットフォームを構築し、さらにこ のプラットフォームの上で音楽コンテンツやゲームソフトなどのアプリケーションが日々生 まれるしくみを作り上げたことにある。
• 日本には世界から“クールjapan”と羨ましがられるアニメやゲーム、ファッションなどのコ ンテンツがある。こうしたコンテンツ提供者が世界市場に向けて自由に作品を提供できる モバイルコンテンツプラットフォームを構築するなど、単に機器を開発するだけでなく独自 の優位性を保有したサービスとハード、ソフトを組み合わせた新しい体験を打ち出してい くことがこれからの通信端末メーカーには不可欠である。