ジョブズ、Google Androidとの競争を語る:オープン対クローズドではなく分断 vs 統合

http://japanese.engadget.com/2010/10/18/google-android-vs-vs/

Googleについて:

残念ながらAndroid携帯については出荷のデータがない。われわれも知りたいと思っている。

Googleは「Androidはオープン、iOSiPhoneはクローズド」と印象づけたいようだが、こ れには裏がある。たとえばWindowsはどのマシンでもおなじインターフェースを備えていたが、Androidは非常にバラバラで分断されている。これ に対して iPhone はインターフェースがすべて同一。

複数のハードウェアとソフトウェアが存在するのは開発者を尻込みさせる難題。対する iPhone には二つしか存在しない。現行版と、ひとつ前のバージョン。

Androidには少なくとも4つのアプリストアがあり、ユーザーはそれぞれを検索することになる。開発者にとってもユーザーにとっても厄介なことになる。iPhoneでは統合されたApp Storeがある。

台数については、一応指標があるでしょうに。負けを認めたくないだけの発言だわな。経営者としては当然だけど。
オープンとクローズについて話していたのに、裏があるといって、UIの話をしている。意味がわからん。ボケたか?
iOSは、現行と1つ前以外のものは、二年に一度デバイスを買い替えてくれってことね。それもないもんだわ...
Androidについては、よく知られた弱点についてしか話してない。jobs的にもっと鋭いとこを突いてほしかったなぁ...

「オープン 対 クローズド」:

仮にGoogleの主張するとおり「クローズド対オープン」が問題だったとして、閉じたシステムが勝つことはないと言いたいのだとしても、マイクロソフトのPlaysForSureモデルという例がある (注:WM DRMで複数メーカーが参加した規格)。マイクロソフトでさえこの戦略は諦め、アップルの統合アプローチを採用した。

「オープン対クローズド」は、本当の問題から目を逸らすための煙幕というべきだろう。真の問題とは、分断と統合のどちらがユーザーにとってより良いのか、ということ。われわれは、統合がつねに分断に勝ると確信している。Googleがいかに「クローズド」と印象づけようと、アップルは統合アプローチを信じており、Googleがいかに「オープン」と主張しようとも、分断アプローチより優れていると考えている。

オープンとクローズドを「分断と統合」に言い換える。
これはjobs的真骨頂(^^;。
すばらしい。
でも、本質は、広く見られてなんぼの広告ビジネスと、できるだけ囲い込んでなんぼの一社独占ビジネスの戦いなのよね。
「spread vs enclosure」って感じかな。


英文の全文出てた。
Jobs speaks! The complete transcript
http://www.macworld.com/article/154980/2010/10/jobs_transcript.html
数字をいれつつ、かなり細かい話もしている。
engadgetの記事はかなり端折っている。