インテル、アップルが快進撃 好調続く海外ハイテク企業

http://www.morningstar.co.jp/stock/analyst/2011/2q/STA120110427.html

 インテルは主力のMPU(超小型演算処理装置)がパソコン向け、サーバー向けともに好調で1〜3月の売上高は過去最高を記録、データセンター事業や携帯電話向けの半導体なども大きく伸びた。4〜6月期も見通しは良好。会社側が予想する売上高は123億〜133億ドル(前年同期比14〜24%増)となる見込み。設備投資額も98億〜106億ドルと1月時点の計画から増額している。

 アップルもiPhone(アイフォーン)、iPadアイパッド)の大幅な伸びを受け、1〜3月期の売上高は前年同期比83%増の246億ドルとなった。アイフォーンの販売台数は同2.1倍の1,865万台、アイパッドは469万台となった。ただ、4〜6月期については売上高を230億ドルと1〜3月比で7%減と慎重にみている。

 これに対し日本勢はどうか。ソニー<6758>の持分法適用会社であるソニーエリクソンが19日に1〜3月期決算を発表している。売上高は11億4,500万ユーロ、純利益は1,100万ユーロだった。前年同期比では減収減益だったが、前四半期比では増加に転じている。改善の要因はスマートフォンの好調だ。
 Android(アンドロイド)搭載「Xperia(エクスペリア)」シリーズの販売は810万台となり、売上高に占めるスマートフォンの割合は60%を超えてきた。