オラクルの対グーグルJava訴訟、判事が損害賠償請求額の引き下げを命令
Oracleの損害賠償請求額は1億ドルを「検討の出発点」として、さまざまなファクターを踏まえて、それより多い額か少ない額に調整されるべきだと、アルサップ判事は述べている。
同判事は、命令書に次のように記している。「Oracleが損害賠償請求額を算定するために起用した専門家は、さまざまな点で行き過ぎた報告を作成した。そのそれぞれが複合して、賠償請求額が法外な金額になっている。明らかに、その目的は、いわば“コストゼロで”、どれだけの金額が手に入るかを追求することにある」
「前もって警告しておくが、次が正念場になる。次の最終報告が、実情に沿った必然的なものでなければ、再作成を許可されることなく、まったく無視されることになる可能性がある」と、アルサップ判事は述べている。