『mbed/ARM活用事例』

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 組み込み用に特化したマイコンであるARMプロセッサCortex-M3/M0は,PICやAVRといった8ビット/16ビットの組み込み分野と同じところにつかわれるパフォーマンスの良い製品です.
 新しいマイコンを学習するのは,使い慣れたマイコンと機能が大きく異なる場合,なかなか習得が大変です.本書は,ARM社の用意した開発はクラウド環境で行えるmbedというモジュールを中心に取り上げます.新しいマイコンの場合,各社評価用ボードを用意しますし,mbedはその一つではありますが,素早い開発ができるように,開発環境がユーザーフレンドリに作られています.具体的な事例は本文を読んでいただければ,いままで一つでもマイコンの開発経験があれば,あっという間にARMマイコンで動くものを作ってしまうことができることが実感できるでしょう.
 本書は,大きく三つの分野で構成しています.第1章から第6章は,mbedを使っていろいろなアプリケーションを作るベースとなるテーマを取り上げています.第7章から第10章は応用事例です.アナログ入力からインターネット/ネットワークの応用まで,幅広い分野をカバーしています.
 第11章から第13章は,ARM自体の開発ツールの使い方を具体的に紹介しています.mbedではクラウド環境で用意されたライブラリを駆使して短い時間に動くものが作れますが,オーソドックスな開発は,これらの章を参照してください.