IntelのメモリロードマップにDDR4がない理由

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/kaigai/20111005_481542.html

 そのため、当然の帰結として、Intelはメインメモリの高速化に頼らない何らかのメモリソリューションを準備していると推測される。ハイエンドのスーパーコンピュータ向けにはシリコン貫通ビア(TSV:Through Silicon Via)技術を使ったメモリ技術「Hybrid Memory Cube(HMC)」がある。しかし、メインストリームPC向けにも、別な手段を計画しているはずだ。そうしなければ、GPUコアをどんどん強化して行くことはできない。
 実際、Intelは、メインストリームPC向けのHaswellの最上位構成では、オンパッケージまたはオンダイのどちらかでeDRAMチップを載せるプランを検討していると言われている。おそらく、GPUコアのメモリバッファとして使うと見られる。カスタムDRAMを、オンパッケージでCPUダイと結ぶなら、極めて広帯域のメモリを実現できる。ただし、コストアップは避けられない。