iモードの評価と「馬跳び現象」

http://d.hatena.ne.jp/michikaifu/20111123/1322071887

「なまじiモードが成功したからスマホ移行が遅れた」日本を、アメリカの業界仲間は「フランス病」とよぶ。フランスは、20年以上前に「ミニテル」という、日本でいえば「キャプテンシステム」のようなテキストによるサービスの仕組みを国家事業として普及させた。それがなまじ成功して普及してしまったので、初期のプリミティブなインターネットのほうがむしろ遅れて見え、ネットなんて必要ないよー、とみんな思っており、ネットへの移行が遅れてしまった。これは世界の通信業界で広く知られている事例で、日本のガラケースマホの話も、たぶん業界では後の世にこうやって語り継がれるんだろうな。ちなみに、別のアメリカ業界仲間に「日本ではガラパゴス携帯っていうんだよ」と教えてあげたら、ものすごく大受けした。