WebM Project、VP8動画コーデックSDK「Duclair」バージョン1.0を公開

http://sourceforge.jp/magazine/12/02/03/0959246

 最新のSDKは、2011年8月に公開された「Cayuga」(バージョン0.9.7)以来のリリースとなる。デコーダー関連で見つかったバグなどが修正されているが、VP8のフォーマット仕様自体に変更はない。また、性能が強化され、x86プロセッサ上でのデコード処理では約10.5%、エンコード処理では、「スピード1-3」で最大4%、「スピード9-16」で最大10.5%などと改善した。

 新機能としては、異なるフレームレートで動くサブストリームを作成できる時間階層性、マルチフレームポストプロセスなどが加わっており、ライブストリーミングやビデオカンファレンスなどリアルタイムでの利用を強化するという。