Linuxカーネル3.4リリース、BtrfsやGPUドライバの強化、64ビットモードで32ビットポインタを利用するABIの追加などが特徴

http://sourceforge.jp/magazine/12/05/22/006233

 またx86向けカーネルにおいて、64ビットモードで動作しながらも32ビットのポインタや32ビットのlong型を使用する新たなABIが作成された。これによりメモリアクセスなどのオーバーヘッドを削減しつつ、64ビットモードでしか使えないCPU機能を利用できるようになるという。

 そのほか、x86 CPUドライバの自動読み込みやブート時に起動デバイスが改ざんされていないか検証する機能、読み込み専用の外部デバイスをシンプロビジョニングされたLVMボリュームのソースとしてサポートする機能、セキュリティモジュール「Yama」、「QNX6」ファイルシステム(qnx6fs)サポートなども追加された。プロファイリングツール「perf」の強化も行われている。