「ユニクロ」とパナ・シャープを分けるもの - アパレルの雄が示す家電再生のヒント

http://business.nikkeibp.co.jp/article/opinion/20120524/232546/?mlp&rt=nocnt

 「もっと携帯に便利だとか、身に着けていて疲れないだとか、暖房の費用が助かるだとか、そういう風にライフスタイルを快適なものに変えていくような“道具”を開発していきたいと考えています」

 海外展開がようやく離陸した段階の日本のアパレル企業と、世界を舞台に戦う家電メーカーを比較して考えたことはなかったため、一瞬面食らった。しかし、商品の価値を高めるためにはあらゆるしがらみを排するというシンプルな発想や、狙いを定める市場の大きさという意味では似ている面もあり、納得感もあった。東京・銀座の目抜き通りに並ぶ両社の巨大な店舗を見比べると、目指しているブランドイメージも意外と近いのかも知れないと感じる。