ARMとPowerVRを巻き込んだAMDのソフトウェア構想「HSA」

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/kaigai/20120620_541286.html

 順調に行けば、AMD GPUコアだけでなく、ARM MaliコアやPowerVRなどのコアが、基本的にはHSAの中間コード(HSAIL)に落とし込まれたプログラムを共通に実行(HSAのファイナライザコンパイラが各プロセッサのネイティブコードに変換する)できるようになる。AMDは、HSAをより具体的に示し、HSAを支えるエコシステムの樹立を宣言したことになる。HSA Foundationを通じてオープン化することで、エコシステムを育てるのがAMDの戦略だ。

 上の図式を成功させるためのカギがHSAフレームワークのさまざまな要素だ。AMDのRogers氏は、今回はAMDの開発のスタイルを逆転させたと説明する。これまでは、まずハードウェアを開発し、そのハードにアクセスできるAPIを提供し、ソフトウェアには新たにAPIに対応してもらうという順番だった。しかし、今回は、既存のプログラミングモデルや既存の言語、既存のコードをできる限り活かせるようにして行かなければならないと判断し、それに合わせてソフトウェアとハードウェアの両方を同期させて開発しているという。

ハードがソフトにあわせて最適化するようになると、ハードの進化は止まるよな。
それでいいのか?
ドライブを止めてもいいのか?