Kobo、日本で電子書籍を販売へ

http://ebook.itmedia.co.jp/ebook/articles/1206/26/news046.html

 電子書籍の販売はカナダで発生するので、日本での税率は確実に低い。電子書籍は輸出と見なされるため、通常5%の消費税が課税されない。カナダの消費税率は今年末までに15%に上がるので、これは節税と低価格での書籍提供という観点で抜け目のないやり方だ。
 多くの企業がそれほど税金がかからない国々や米国に本社を構えるか、もしくはそれらの国々から電子書籍を販売してきた。例えばAmazon.comは、コンテンツにかかる高税率の付加価値税(日本でいう消費税)を回避するため、昨年12月にルクセンブルク電子書籍の流通センターを開設している。ルクセンブルクでは電子書籍にかかる付加価値税率が3%と低く、例えば英国に居住しているユーザーがAmazonから電子書籍コンテンツを購入しようとする場合、課税される付加価値税は(EU加盟国の標準的な税率である)20%ではなく3%となる。Koboはそれと同様の節税を行い、最終的に顧客はより低価格で書籍を購入できる。