「App Store初のマルウェア」は本当にマルウェアか――セキュリティ企業の見解分かれる

http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/1207/09/news016.html

 しかしSophosの研究者は、Find and CallがマルウェアだというKasperskyの見方には完全には同調できないとの意見だ。同アプリがスマートフォンから収集した連絡先情報をアップロードし、サーバサイドコードを使って各連絡先あてに同アプリのダウンロードサイトのURLが入ったリンクをSMSで送信する機能を持つことはSophosも確認し、「これは非常に醜悪な行為だ」と批判している。
 一方で、同アプリがほかにも多数の機能を持っていることなども指摘し、純粋なマルウェアだったとすれば、こうした余分な機能を持たせることに意味はないとした。その上で、GoogleFacebookなどの企業もユーザーの情報を貴重なリソースとしていると述べ、「恐らくこのアプリの開発者も、マーク・ザッカーバーグ氏のような人たちと同じような意見を持ち、ユーザーはプライバシーのことを大して気にしていないと信じているのだろう」と述べている。