高いお金出しても得られるのは、使いこなせない残念感だけ

昨日の京浜東北線でのできごと。
30-40代くらいのオッサン3人が乗ってきた。
まだ残暑も厳しいのに、スーツ姿。


そのうちの一人が、最近買ったスマフォでの電話のとり方がわからないと言っている。
もう一人が電話かけて実験しはじめた。
スワイプと気がつくまでに5分ほどかかった。
わからないとは、こういうこと。


次に、ブルーレイに録画した番組が他のTVで見られるというのだが、どうしたらいいのかがわからないという話をはじめた。
メーカー違うとダメだとかという意見が出る。
買った製品の機能の95%くらいは使っていないんだろうなとこぼしている。
DLNAはかくも普通の人には理解できない。
マニュアルとか使いやすいボタンとか無意味。


皆さん海外赴任の経験もあるらしく、アメリカのTVはパソコンと一体になっていると言っている。
何がいいの?という問いに、オンデマンドの映画はお金がかかるので、いいことないそうだ。
へー。


見る時間ないので、番組の録画はたくさんしてあっても1/10も見ないそう。
簡単に録画出来ちゃうのが悪いそうだ。
スポーツは、ナマで見ないとだそう。
録画はナンセンスとのこと。
ほぉ。


3人は、やがて新橋で降りて行った。
このどうしようもないリテラシーギャップを埋めるには、メーカーが何かしないといけないのだろう。
そうしないと、ハイテク製品は売れないよね。
高いお金出しても得られるのは、使いこなせない残念感だけだもの。