株価急落のグーグル:「モバイル広告は儲からない」

http://wired.jp/2012/10/23/google-mobile-woes/

アナリストの間には、今回予想外に悪かったグーグルの決算はモバイルが原因だとする声がある。特にノートPCやデスクトップPC向けの広告に比べて、モバイル広告の価値が低いのが問題なのだという。グーグルによると、同社の広告全体におけるクリック単価(CPC)の平均は、前年同期に比べて15%減少した。

出稿力の全体が、経済のダメージで弱っているという気もする。

BGC Financial社のアナリストであるコリン・ギリスは、この理由をAndroidのせいだと述べる。過去1年間におけるグーグルCPCの下降傾向は、Android人気の上昇と時期的に重なっているとギリス氏は指摘する。
「自社製品同士で市場の食い合いをするカニバライゼーションが起こっている」とギリス氏は言う。「モバイル・クリックのマネタイズは、これまでのクリックのおよそ半分だ」
モバイル・クリックのマネタイズが悪い理由は、モバイル広告が、デスクトップ上の広告のような確率ではユーザーのエンゲージメントを獲得できないからだ。スマートフォンGoogle検索をするときは、たぶん外出先で、なんらかの行動のためにその情報が必要というときだろう。目にとまった広告をタップする暇はないわけだ。