ASCII.jp:ARMコアは当面デスクトップにはこない? AMDのロードマップ

http://ascii.jp/elem/000/000/748/748128/
そんだけデスクトップが延びてないってのもあるんだろうねぇ。

 問題は、このSteamrollerベースのコアを使う「Opteron」や「AMD FX」、さらにAPUが本当に量産できるのかという点だ。GLOBALFOUNDRIESの28nmプロセスは非常に状況が悪く、AMDが希望する量産体制に入れていない問題がある。元々AMDGLOBALFOUNDRIESの28nmプロセスを使って、「Brazos」の後継である「Wichita」「Krishna」を量産する予定だった。ところがあまりに生産状況が悪いため、2011年の末にこれらをキャンセル。やむなくBrazosをマイナーアップデートしてBrazos 2.0として投入した。それから1年経っても、状況はあまり改善していないようだ。

 28nmプロセスに苦戦しているのは、GLOBALFOUNDRIESだけではない。サムスン電子もやはり苦戦しており、ようするに半導体製造の協業体「Common Platform」に参加しているファウンダリ全部が苦しんでいる状況である。GLOBALFOUNDRIESの場合、「Cortex-A9のテストチップは28nmでまともに動作した」という話が2012年2月にあった。ただし、これは相対的にシンプルなCortex-A9コアを、GLOBALFOUNDRIESでの製造に最適化して半導体の物理設計を簡単にするためのライブラリ(物理ライブラリ)を使って製造した場合の話。もっと複雑回路で大きなダイサイズのコアを作る場合にも、同じように動作するとは限らない。