WIRED CONFERENCE2012『WIRED』US版編集長クリス・アンダーソン氏の基調講演

「THE MAKER MOVEMENT新しい産業革命がはじまる」
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何かの萌芽だというのは理解できるが、大きな飛躍がないと消えることも説明すべきでは。
試作と量産の間に大きな壁がある。
それとも、量産という概念そのものは捨てられるのだろうか? コストダウンによって? まだ納得できない。
クラウドファンディング? 小額決済の手数料負担や、ギャザリングマネージメントにかかるコストが大きすぎて、まだ自己資金でやったほうがいいものが作れるのじゃないだろうか?
市場調査? クラウドファンディングで大きな資金が獲得できたからとはいえ、それは市場的な指示があったと言えるのだろうか。水たまりニッチを食い尽くしただけなのではないか? そして、重要な知財をおさえていない場合に、模倣的な競合に向き合っていけるのだろうか? 第三者に対して、知財的なリスクに直面していることを理解しているのだろうか?
コミュニティのサポート? それはデザインについて、自らのポリシー、製造の限界点、コストの限界点について、よくわかっていない素人の意見だ。その機嫌を損ねずに、自らのポリシーにしたがってモノづくりをアウトプットするまでを、強い意思を持ってできるのだろうか? 提案した機能を実装したとして、それについて権利を主張する人との抗争は視野に入っているのだろうか?
実際、just ideaなプロジェクトが、事業として新しいものを継続して作っていけるのだろうか? その覚悟はあるのだろうか? ないとしたら、それは産業と言えるのだろうか?
製造に至るまでの、資金から試作、量産までのプロセスをこなせない製造者に、プロダクトで世界を変えようという熱意が継続できるのだろうか。
企画と製造の間は、ここ数年は大きくギャップが埋まってきているとは思う。ただ、市場規模についての必要条件については、世界的不景気もあって、小規模事業者には、強い逆風になっている。