スティールヘッド、アップルやRIMなど15社を特許侵害で提訴

http://www.computerworld.jp/topics/597/206047

 Steelheadが提出した裁判文書によると、訴訟で問題となっているのは、モバイル無線ネットワークにおけるセルの引継ぎ(ハンドオーバー)をいかに行うかを決定するプロセスを定義する特許。モバイル無線ネットワークには複数のセルが存在し、各セルが1つのベース・ステーションに割り当てられ、モバイル・デバイスとの通信を補助している。
 Steelheadは、「モバイル電話通信においては、ユーザーが位置を変えても、あるいはユーザーの周囲の無線アクセス環境が変わっても、一度確立されたコネクションをアクティブなまま維持しなければならない」と述べている。また、同社の言う「ハンドオーバー」とは、ユーザー・コネクションを1つのアクセス・ポイントからほかのアクセス・ポイントへ切り替えることを意味しているという。
 訴状の中であげた製品は、モバイル・デバイスの通信状況を見極め、1つのセルからほかのセルへの引継ぎを始めるプロセスにかかわる特許を侵害している、とSteelheadは主張している。