主婦ブログで8300万円、無申告の例も──ネット商取引、国税局は監視強化

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1301/08/news041.html

 大阪国税局が近畿2府4県で実施した所得税の税務調査で、インターネットを利用した商取引のうち、所得をまったく申告しない無申告が全体の4分の1以上を占める高水準で常態化していることが7日、大阪国税局への取材で分かった。直接的な現金の授受がなく、ネットを利用する気軽さから、中には「ばれないと思った」と意図的に申告しない悪質なケースもある。直近の調査で、申告漏れと合わせた総額は年約61億円に達しており、同局は専門の調査チームを中心に監視を強めている。

 こうした状況を受け、大阪国税局では、ネット取引を専門に取り扱う平成12年設置の「電子商取引専門調査チーム」を中心に監視を強化している。ホームページに設置された広告のクリック回数などを調べて開設者の収入の概算を把握するなど、徹底した調査を進めている。