なぜあなたがウェブサイトをHTTPS化するとサイトが遅くなってユーザーが逃げていくのか

http://d.hatena.ne.jp/tkng/20130108/1357610340

 他にも悪いニュースがある。SSLの証明書にはOCSP(Online Certificate Status Protocol)という証明書を失効させるための仕組みがあるのだがこれが遅いのである。この仕組みを要約すると、証明書を受け取ったら実際に通信を始める前にOCSPレスポンダと呼ばれる失効情報を管理するサーバに対して、証明書が失効していないかどうかを確認する、というものである。別のサーバに問い合わせが発生するため、DNSで名前を解決したり、サーバにリクエストを飛ばしたり、といった手順が必要になり、通信の開始が遅れるわけである。安いSSL証明書を使うとOCSPレスポンダが海外にしかなかったりして悪影響が大きい。OCSPは最近のブラウザであればほぼ確実に対応している。

失効した鍵のデータベース(Certification Revocation List)はもうやらない。