【西田宗千佳のRandomTracking】ソニー・UX/製品戦略担当者に聞く「One Sony」の効果

http://av.watch.impress.co.jp/docs/series/rt/20130115_581579.html

 そんな中、ユニークな製品としてアピールされていたのが、「パーソナルコンテンツステーション LLS-201」だ。これは、NFCスマートフォンと連携する個人向けサーバーで、NFCでLLS-201にタッチすると、そのスマートフォン内のカメラで撮った写真などを、無線LAN経由で、自動的にまとめてバックアップしてくれる。設定も保存場所も保存するデータの選択も不要だ。LLS-201自身がDLNAサーバーなので、他の機器で視聴することもできるし、テレビにつないで直接映像を表示することもできる。ある種のインテリジェント化された個人用サーバーといえる。

ペアリング処理はNFCだとしても、実際の通信は何で行なっているのだろうか?
WiFi? Direct WiFi? Bluetooth?

 商品戦略としてのタブレットはやりますし、より、ソニーモバイルとの協業は強くします。しかし、その一方で、タブレット的なソリューションで本当にお客様にやってもらいたいことはなにか。「タブレット」という言葉があるけれど、我々はカテゴリーを限定するというよりは「ユースケース」を提供したいので、大きなスマートフォンであっても、タッチのVAIOであっても、なんでもいいんです。そこで、「タブレット」という製品にこだわっての、低価格モデルでの台数競争自身にはあまり……。我々の中でも、タブレットとそうでないものの境界がよくわからなくなっているんですよ。
 ですから、「いわゆるタブレット」の製品と、タブレットに求められるものを「タブレットという形にこだわらずに、タブレットに求められるものを提供する」ことと、二本立てで見ている、とお考えいただければと思います。