Linux Foundation、UEFIマシンでLinuxを起動させる「Secure Boot System」を公開

http://www.computerworld.jp/topics/582/206389

 米国Microsoftは、すべてのWindows 8マシンへのUEFIの搭載を義務づけている。OEMは、他のOSがマシンで動作するようにUEFIをオフにする方法を提供することを選択できる。だが、Linuxコミュニティでは、OEMUEFIをオフにするスイッチを提供せず、そのために、キーがない他のOSをこれらのマシンで利用できなくなるのではないかと懸念する人が多い。一般のLinuxディストリビューションはキーがなく、Windows 8マシンで動作しない。

動かないPCが明らかになれば、Linuxを入れている層というのも明らかになるのかも。

 ギャレット氏のシムは、Linuxカーネルを起動する「elilo」という汎用ブートローダとともに動作するようにハードコードされている。これに対し、Linux Foundationのブートローダは、ボトムリー氏によると、技術的には「プリローダ」の側面が強く、任意の汎用Linuxブートローダとともに動作する。


Linux Foundation、Secure Bootが有効になったWindowsマシンでLinuxをブートさせるための「UEFI Secure Boot System」を公開
http://sourceforge.jp/magazine/13/02/12/0759213
http://blog.hansenpartnership.com/linux-foundation-secure-boot-system-released/

 今回のUEFI Secure Boot SystemはSecure Boot対策の1つとして開発されたもので、Microsoftシグネチャが入ったブートローダーが含まれている。Microsoftは2月6日にこれをリリース、今回Linux Foundationで技術アドバイザリボードを務めるJames Bottomley氏が公開した。これにより、Windows 8搭載マシンでLinuxを自由に動かせるようになるという。

 Linux Foundation UEFI Secure Boot Systemは、Bottomley氏のWebサイトより入手できる。なお、Linux用のブートローダー「Shim Secure Boot」を開発・公開している米Red Hat所属のMatthew Garrett氏は、Linux FoundationのブートローダーとShimのアプローチが違うことに触れながら、Linux Foundationのブートローダーの機能の一部を取り込んでいく意向を示している。