理屈より実践で学ぶアジャイルの方法論:「LEGOブロックで街づくり」 実体験型スクラム入門をのぞいてみた

http://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/1305/28/news059.html

 角氏はまず、スクラムが生まれてきた背景から説き起こし、「スクラムとは複雑で変化の激しい問題に対応するためのフレームワークである」という定義を紹介した。氏によれば、日本語でいう複雑さには2種類ある。それぞれ英語ではcomplicated、complexに相当する。前者は「入り組んだ」システムのことで、全体を部分に分割することで、1つ1つ把握、分析、対応が可能なもの。後者のcomplexは「複雑」に相当し、全体を分割して考えることが難しく、できるところから探索を始めて、ボトムアップ的、経験主義的に少しずつ解決していくことが求められるような問題を指す言葉という。

 complexに相当する複雑なシステムやソフトウェアの開発でこそ、スクラムのようなアジャイルが適するという。「スクラムは変化の激しい複雑なものに対応するフレームワーク。complexなものがスクラムの対象。スクラムには批判もあるが、それは『複雑』の種類が違うからだろう。ビジネスの仕組みが必要以上にcomplicatedになっていたり、解くべき問題がカンタンだったりすることが多いのではないか」(角氏)

なるほど。
1名様 3万5,000円(税別)。