富士通4─6月期は3年連続の最終赤字、スマホ不振

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130730-00000093-reut-bus_all

富士通<6702.T>は30日、2013年4―6月期の当期損益が219億円の赤字(前年同期は254億円の赤字)だったと発表した。スマートフォン(多機能携帯電話)やパソコンの販売不振が響き、4―6月期として3年連続での最終赤字となった。

会見した加藤和彦専務によると、4―6月期の携帯電話事業は前年同期比30%の減収で、「3桁の赤字」だった。主要顧客のNTTドコモが今夏の商戦で特定のスマートフォン(多機能携帯電話)2機種を大幅に値下げして販売を強化する「ツートップ」戦略を打ち出した。この結果、ツートップから外れた富士通スマホの販売が落ち込んだという。

加藤専務は「月産30万台のベースが取れるようなモデルにいま変えようとしている。400万弱が取れれば基本的には生きていける」との見解を示し、「フラッグシップの機種が最低でも100万台さえ売れれば、テクノロジーは負けることはない。携帯の市場規模はやはり大きく、ここで逃げることはない」と述べた。