従来型開発の限界、たった1行の改修に1ヵ月

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20130906/502931/
アマダでのDevOps事例。

 再構築したシステムではまず、6カ月の開発期間に収まる規模で、パイロットシステムを構築。それをベースに、6カ月単位で順次機能を追加していく。
従来の開発に比べると、一つひとつの開発規模は小さく、開発サイクルも短い。パイロットシステムは複数部門に共通する機能に絞り込んだもので、
機能追加のサイクルでは他部門向けの開発も並行して進められる。

カットオーバーを単なる通過点と捉え、稼働後にも機能を次々と付加したり、業務や外部環境の変化に合わせて機能をどんどん作り変えたりすることが有効だ。そして、稼働開始後もシステムの構造が分かりやすい状態を維持できるようにすることも必要である。

 そのためにシステムに“センサー”を仕込んでおいて、ユーザーの操作を捉えます。どこまでサイトを見てもらえたのか、どこで操作に時間がかかるようになったのかといった反応を自動的に数字として取得できるようにするのです。また新しいユーザーインタフェースやデザインを採用する際は、複数パターンのWebページを用意しておき、実際にユーザーに使ってもらって効果を比較すること(A/Bテスト)によって、どちらの方が集客性が高いかなどを明らかにします。