シャッター押さなくても「盗撮」…県条例を改正 : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20131117-OYT1T00640.htm?from=tw

 岩手県警は、県迷惑防止条例の改正に乗り出す。

 見直されるのは、〈1〉盗撮行為の取締対象を拡大〈2〉電子メールの連続送信など、多様化する嫌がらせ行為を禁止〈3〉罰則の強化――の3点。

 現行の条例では盗撮画像の確認をしなければ取り締まることができない。このため改正では、カメラを衣服で覆われた下着などに向けて差し出す行為自体を禁止とする。背景には、スマートフォン(高機能携帯電話)のシャッター音を消せるアプリを使った手口が全国的に問題化していることなどがある。

 嫌がらせについては、これまで取り締まりの対象を電話や文書による行為に限っていたが、電子メールの連続送信のほか、SNSなどでの嫌がらせも対象とする。メールによる嫌がらせは、今年7月に改正ストーカー規制法が施行されたことで禁じられるようになったが、同法は恋愛感情を原因とした加害行為に限定されている。新たな条例では、SNSも対象範囲としたほか、近所や職場でのトラブルにも適用できる。