【西田宗千佳のRandomTracking】北米版PlayStation 4をテスト。高い完成度のゲーム機

http://av.watch.impress.co.jp/docs/series/rt/20131118_623998.html

3DのBDタイトルには、現状のシステムソフトウェアが未対応である上に、ハードウェア上、日本で使われているBDXL形式の多層ディスクの読み込みには非対応だ。

 なお、PlayStation Cameraが接続されている場合、基本的な操作は「声」でも行なえる。「プレイステーション」というコマンドに続いて、ゲームの名前や「電源」などと言えば機能が呼び出される。ここでのコマンドはシステムの言語設定に依存しており、英語なら英語で、日本語なら日本語で感知する。例えば「プレイステーション」やゲーム名の「KILLZONE」という言葉も、日本語なら日本語の発音で、英語なら英語の発音で言った方が確実に認識する。認識データベースも切り換えられているようだ。

SCEは、テレビ視聴機能「トルネ(torne)」のPS4対応も公言している

やっぱ、後対応かな。

 現状、PS4には、外部で用意した写真や動画、音楽を取り込んで再生する機能がまったくない。USB経由でメモリーカードなどをつないでも、PS4のゲームデータのバックアップに使えるだけだ。

 今回、記事中で利用しているスクリーンショットは、ごく一部の例外を除き、後述するPS4の「SHARE」機能で撮影したものだ。だが、こうした作ったファイルについても、ファイルとして取り出す方法はなく、現状では、SHARE機能を使い、一度FacebookなどのSNSに転送してから取り出すしかない。事前に公開されたFAQで「MP3やDLNAに対応しない」とされたのは、こうした設計思想が影響しているのだろう。SCEはこうした機能について「今後対応を検討する」としているが、その場合には、インターネットブラウザーやVODサービスなどと同等、メニュー画面に機能がプラグインされていく形になるのではないか、と予想される。

 もう一つ、PS4との「モバイル連携」という点で注目しておきたいのが、スマートフォンアプリ「PlayStation App」だ。このアプリは、iPhoneAndroid向けに無償公開されているもので、PS4と連携し、PS4の文字入力や操作を代替したり、PSNのフレンドの状況を確認したり、PlayStation Storeでのゲーム購入のゲートウエイになったりするものだ。いわゆるセカンドスクリーンであり、現状ではさほどリッチな機能があるわけではないが、今後、PS4からの動画配信視聴などの機能が充実すれば、面白い存在になるだろう。